【Mの庭】クイーンエリザベス【四季咲き木立バラ】

【クイーンエリザベス】Queen Elizabeth(と思われるが品種不明)

系統: グランディフローラ (Gr)Grandiflora
成長形態: 木立性
咲き方: 四季咲き
香り: 微香
花径: 9㎝
樹高: 2m
作出年1954年
作出国: アメリカ
作出者Dr. Walter E. Lammerts
別名: The Queen Elizabeth Rose
その他: 強い耐寒性
交配:Charlotte Armstrong × Floradora

「バラのお手入れ冬編その2 ~バラを挿し木で救済した話~」
昨年夏に挿し木したバラ。今年の秋に花を咲かせることができました。難しいと思っていたバラ栽培、結構いけちゃうかも…。

挿し木で生き残った女王様

我が家の庭に巨木と化していたピンクの薔薇。
20年以上前に亡くなった祖父が生前我が家の庭に植えてくれて、それをずっと母が育てておりました。

3年前(2019年)の6月末 ドクダミ退治のついでに庭を模様替えをすることになり
母が「バラは最近あんまり花が咲かないからもういらない、処分していい」と…

右上部の草むらの中に見える枝がこのバラでした。のこぎりで切りました。

その時はまだバラ栽培に目覚めていなかった私ですが
「いや―ちょっとそれはもったいない…!!」

だめもとで枝の太いところから細いところまで、いろいろな太さで8本ほど「挿し木」してみたのでした。
(本当にダメ元だったので写真が一枚も残っていないのが残念…!!)

その中の2本が根付きしっかり育ってくれて
2020年秋には美しい花が咲いてくれました~

ピンクのバラアルバム(挿し木成功開花)
二株二輪開花(令和二年晩秋) こんなにうまく咲かせられるとわかっていたら、挿し木するときからちゃんと記録写真を写しておけばよかった…。 ...

2021年 小さな鉢で大きく育つ

翌2021年は小さな鉢にもかかわらずすくすくと育ち、花も咲き…

とにかく上へ上へとよく延びる…!
一昨年挿し木から小さな新芽が出たことに大喜びした株とは思えないダイナミックな成長っぷりです。

けれど夏の暑さの中も次々と蕾がつくものだから「夏剪定」をしそこねかからか…
秋には背の高い枝の先に蕾がいくつもつくものの…うーーーん、なかなか開く気配がないまま冬目前

このままではもう花は開かないだろうと断念し
いっそのこと(これまたダメもとで)切り花にしてみましたよー

火焔土器に活けたら

順番にじわじわと咲いていき

思いがげず年内いっぱい火焔土器のバラの生け花を楽しむことができました。

品種を推定

2021年このピンクのバラさんをお世話して
そのうえでネットであれこれ検索した結果
育ち具合や花の姿から

これは多分【クイーンエリザベス】だなと。
まあ、確証はないし、もう確かめようもないのですが…。
でもわたくしの中では間違いなく女王様なのです。

上へ上へとぐんぐん伸びる
丈夫で虫にも病気にも強い
寒さにも強い
そしてかわいいピンクの花姿

申し分ないお気に入り品種でございます。

どうやら2Mぐらいまで成長するようですし
2022年はもっとしっかりした大きな鉢で育てようと思います。

挿し木の成功率が高い品種なのか!?

実は2021年、春の花後に剪定した枝があまりにも立派で捨てるのがもったいなくなり、庭の片隅やらあいた植木鉢に何の処置もせずに「ぶっさしておいた」のですが、それが結構な確率で根付きまして。

庭の片隅で根付いたものは、なんとそのまま秋に花を咲かせたのです!

ホントに強い!なんという生命力!?
発根剤とか、切った後にみずあげとか、全くなしで本当に刺しておいただけ!
それがちゃんと蕾を付けて開花するなんて―!!!

これ、咲かせずに蕾の段階でいっかい摘蕾して根を張るようにしたら、本当にここで育てることが出来そうですね。(この時は開花までまって、そのあとに切り花にしました)

ただ、あまりにも無計画にその辺に刺しておいただけだったので、雪囲いはせずにいたら春の雪解けの時には無残な姿になっておりました。

今後は庭に刺しておくにしてももう少し計画的にやろうと思います。

鉢植えの薔薇はシーズン中の水やりが大変なので、挿し木で鉢をあまりむやみやたらと増やすのも考え物
(だったら違う品種を育てたいですしねー)

とにもかくにも、バラ全体がそうなのか、この品種がそうなのかわからないけれど、バラの挿し木ってかなり成功率高いと思うのでした。

2021-2022冬越し

花が終わった後にざっくり剪定の後、少し大きめの10号鉢に植え替え。
もう来年は強風で倒れることがないように…。

剪定作業は勇気がいります。
葉っぱはどんどんむしれるようになったけれど、短く剪定はなかなか思い切れません。

思いついて、近くの「国営越後丘陵公園」のバラ園に見学に行ってきました。

ちょうど冬囲いと冬剪定の作業中で
作業をしている方からお話しを聴くこともできました。

「ざっくり剪定して、品種によって春にもう一度深く剪定します」

なるほど…

真似します。

今年はこのまま冬越しして、次の春3月初めにさらに深く剪定する予定です。

 

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